数を数えるのが苦手だった
唐突ですが、昔から数を数えるのが苦手なんです…!
昔というのは小学校くらいでしょうか。算数や数学は得意ではないけれど
なんとか生きてこれました。
数えるのが苦手であることを、実感したのが図書館での仕事。
図書館の仕事では図書の数の「正確さ」が問われます。
雑誌担当だったので、その日に入った雑誌を数えるとたかが20冊程度なのに
19冊!
再確認
20冊!???
再々確認
19冊!いや20冊?
という訳の分からないことになってしまっていました。
また雑誌は年に2回ほど、製本に出すのですが、その数が500タイトルを超えることもあります。製本は雑誌を1年分や半年分などにまとめて1冊の本にする作業です。学術雑誌などは製本することで、貸出も可能になるというわけです。
1タイトルあたり、一般的には1年分の12冊ほどあります。
隔週出版だと24冊とか付録など付くともっと増えたりします。
学部ごとに購入する雑誌が異なるので学部ごとに分け、和雑誌洋雑誌にさらに分けるという作業をします。
500×12としても結構な数に思えますが、図書館の製本数としては少ない方だと思います。でも私にはめまいがするような数でした。
日頃使っていない図書館の作業棚に、タイトルごとに太目の輪ゴムでくくった雑誌を並べます。単に並べるのではなく、図書館用ソフトで作った製本リスト毎に並べる、と。
最後、冊数とタイトル数を確認して製本屋さんに出します。
それで終わりではなく、製本されて戻ってきたらそれをかぞえてデータを入力して…
この1連の作業になんど「数える」という作業がでてくるでしょうか。思い出すだけで
ぞっとします…ああ向いていなかったのです。
10冊ごとに付箋を付ける、棚ごとに数えた数を書いて付箋を貼るという方法を
途中で編み出し、なんとかクリアすることができました。
数えるたびに数が違うって、頭おかしいのかな…と脇に汗びっしょり
今は仕事柄文字数を数えますが、パソコンが数えてくれるので本当にありがたいです。
お米炊く時に今何合いれたっけ?てたまにやってしまいます。